【平成20年度 鎮西高校 キャリア教育推進】 進路指導部・各学年部
ポートフォリオによる「未来構築力」育成
〜 生徒一人一人のキャリア形成と未来への挑戦を目指して〜
1 目 的
(ア) 望ましい職業観・勤労観を育成し、主体的に進路を選択する能力を高める
(イ) 自己管理能力の育成を通して自己発見に努め、自己肯定感を基盤に個性や諸能力の伸長を図る
(ウ) 自己実現を目指して必要なキャリアの発達に努め、チャレンジ精神を高揚させる
2 取組の内容(概略)
(ア) 生徒一人一人が自らのリングファイル(名称を「キャリア ファイル」とする)をもち、さまざまな学習活動や体験活動の記録・成果等の履歴、また、いろいろな進路情報や新聞、広報誌等の、有益と思われる情報を時系列で次々とファイルしていく。
(イ) 「キャリア ファイル」は学校生活に常備し、自分で管理する。高校生活を通して日頃から「キャリア ファイル」の充実に心がけ、その有用性と価値を高めるよう努力する。
(ウ) 価値ある情報を集めた「キャリアファイル」(=ポートフォリオ)を利用しながら、進路環境をふまえた自己理解を深めるとともに、自らの個性や価値に気づき、未来への夢や目標を育む。そして、将来の自己実現に必要なキャリアの形成をどう促進するべきか、よく考える。
(エ) 「キャリア ファイル」によって「これまで」と「これから」の自分のあり方生き方を繰り返し確認しながら、高校生活におけるさまざまな学習活動や体験活動を通して「実践する力」と「チャレンジする精神」を鍛える。そうして、自分自身への自信や有用感を高めていく。
(オ) 「キャリアファイル」は、担任との二者面談や三者面談、あるいは保護者との対話にも活用し、その助言や指導支援を受けて進路選択能力の育成や個性・諸能力の伸長に役立てる。
(カ) 最終的には、ポートフォリオの再構築(具体的な進路先に向けての内容組換え)を行い、自らの進路目標や将来の夢の実現に向けてその第一歩を力強く踏み出す(→未来の構築)。
〔 ※ ポートフォリオとは、バラバラにあった価値ある情報を一元的にとりまとめたもの〕
3 ファイルするもの
(1)全員が共通してファイルするべきもの(例)
@ 3年間の出席記録、学習成績
A 生徒会委員会活動、部同好会活動の実績・成果、クラスの役員・係の記録
B 各種の検定・資格取得の記録
C 学校行事等の記録・感想(体育大会、文化祭、映画・芸術鑑賞会、スポ−ツ大会、強歩会等)
D 講演会、研修、講習等の記録・感想
E 基礎学力診断テスト等、自己発見リサーチ等による個人情報・データ
F 作文・小論文テスト、模擬試験等の答案、解説書、個人情報・データ
G 『進路のしおり』、「進路ニュース」、本校広報誌
H 漢検チャレンジ試験の記録
I その他、学年で判断したもの
(2)各自が判断して集め、準備し、記録し、ファイルするもの(例)
@ 自己実現・進路実現に向けての目標・プランを書いたもの
(「将来設計」、「自己達成目標」、「スキルアップ・プラン」、「進路目標達成に向けて身に付けたい能力・資格とタイム・スケジュール」等)
A 自分の個性や人柄、長所等がわかるもの
(お稽古事の記録、クラス文集や自己を語った作文等)
B 自分の得意や強み、持ち味・魅力を書き出した用紙
(「趣味・特技」、「第三者からの評価メモ」、「伸ばしたい能力・資質一覧表」等)
C さまざまな学習活動の記録、成果
(レポート、課題作文、創作物の写真、作品記録、よくできた答案等)
D さまざまな体験活動の記録、成果
(各種コンクール・競技会の実施要項や記録用紙、スピーチ草稿、ボランティア活動や試合結果の載った広報誌・新聞記事、スナップ写真、表彰状・認定証のコピー等)
E 自己を高めるためのトライアル&エラーの記録
(テーマ作文を書くために集めた材料メモや構想メモ、スピーチ草稿、自己推薦文の下書き、志望理由のメモ書き、人に聞いた自分の長所・短所のメモ等)
F 個性を磨き、人間性を豊かにするのに役立つもの
(読書の記録、趣味の記録、パンフレット・チラシ類)
G 企業や職業・職種を知るのに役立つ情報の収集
(本や情報誌からのメモ、新聞記事の切抜きやコピー等)
H 大学短大・専門学校や学問・学科の内容を知るのに役立つ情報の収集(同上)
I その他、自分が必要と判断したもの
4 キャリアファイル活用の効果
「キャリアファイル」の積極的活用には、次のような効果が期待される。
(1) あなたと担任、保護者の関係をしっかりとつなぎ、より確かな進路意識を高める。
(2) 自分の中に隠れていた価値や個性、能力に気づき、自己肯定感、自己有用感を高める。
(3) さまざまな学習活動、体験活動への取組が意識的・戦略的になり活動の質を高める。
(4) 目的意識が芽生え、物事に取り組む姿勢が積極的になってさまざまな能力・資質を高める。
(5) 3年間、1年間、1学期間というスパンの中で今何を為すべきかという課題意識を高める。
(6) 確かな職業観・勤労観に立って進路目標を設定しその達成に向けての自信と挑戦意欲を高める。
(7) 変化の激しい時代における自己実現に向けて未来へのチャレンジ精神を高める。
少々理想的すぎるかもしれないが、人は努力しただけ自らの将来への可能性大きく膨らませることができるというのも真実だ。
あなたの人生を決める、一回きりの大事な高校生活。ぜひ意欲的に取り組んでほしい。ポートフォリオであなた自身の未来構築にチャレンジしよう。
主体的に努力を継続することで あなたは「自らの人生の主人公」になる!(以上)